「外資」でひとくくりにしない
外資系といっても、戦略系・総合系・IT系で仕事の性質が違い、日本法人の運営も一様ではありません。ブランドではなく、案件と組織で見てください。
日系との違い
違いが出やすい項目
| 項目 | 傾向として見られる違い | 確認のしかた |
|---|---|---|
| 評価 | 成果と等級の紐づけが明確な傾向 | 評価の周期と基準を面接で聞く |
| 昇進 | 等級ごとに求められる役割が定義されている | 次の等級に必要なことを具体的に聞く |
| 英語 | 案件により日常的に必要 | 案件のうち海外関与の割合を聞く |
| 異動 | 希望と案件の需給で決まる傾向 | 部門間の異動実績を聞く |
| 雇用条件 | 賞与の変動幅が大きいことがある | 固定と変動の内訳を書面で確認 |
「外資だから」ではなく、その法人の運用がどうなっているかを個別に確認してください。
案件の構成を確認する
海外案件の割合や英語の使用頻度は、面談で具体的に確認できます。
- 掲載内容は各社公式サイトの公表値です
- 面談は無料・オンライン対応
- 求人は時期により変動します
ファームの種類
どの種類が自分に合うか
経営の意思決定に近い仕事がしたい
戦略系が正面です。少人数・短期間のプロジェクトが多く、抽象度の高い問いを扱います。ケース面接の比重が高い傾向があります。
業務の設計から実行まで見たい
総合系が向きます。業務・IT・人事など幅広い領域を扱い、実行支援まで入る案件があります。
技術を軸にしたい
IT系・テクノロジー系です。システム導入やデータ基盤など、技術の実装に近い領域を扱います。
特定業界に強くなりたい
業界特化の部門やブティックファームが選択肢になります。専門性は深まりますが、扱う領域は狭くなります。
選考の流れ
一般的な流れ
- ① 書類選考職務経歴書で、担当した範囲と成果を数字で示せるかが問われる。
- ② 筆記・適性論理・数的処理を課すファームがある。
- ③ ケース面接複数回行われることが多い。面接官の職位が上がっていく。
- ④ 最終面接志望動機と、入社後に何をするかの整合を見られる。
- ⑤ オファー面談等級、報酬、想定される案件を確認する場。
⑤は条件を確認する最後の機会です。等級・固定と変動の内訳・想定案件を、口頭ではなく書面で確認してください。
選考の形式を確認する
ファームごとに選考の回数も形式も違います。事前に把握しておくと準備が変わります。
- 掲載内容は各社公式サイトの公表値です
- 面談は無料・オンライン対応
- 求人は時期により変動します
条件面の確認
オファーで必ず確認する
- 等級(グレード)とその等級に期待される役割
- 固定給と賞与の内訳、賞与の算定方法と過去の変動幅
- みなし残業の有無と時間数
- 試用期間の長さと、その間の条件
- 就業場所:常駐の有無、リモートの可否
- 競業避止・秘密保持の条項
最後の項目は退職時に効いてきます。入社時の契約書に、退職後の制約が書かれていないかを確認してください。範囲や期間が広すぎる場合は、内容を質問しても差し支えありません。
見落としやすい点
よくあるずれ
ブランドで決める
同じファームでも部門と案件で仕事はまったく違います。
提示年収の総額だけを見る
変動部分の割合と過去の実績を確認しないと、実際の手取りが読めません。
英語の必要度を確認しない
案件構成によって差があります。入ってから困る典型です。
等級を確認しない
同じ年収でも、等級が違えば次の昇進までの距離が変わります。
よくある疑問
英語が得意でなくても応募できますか
案件構成によります。国内案件中心の部門もあるため、面談で海外関与の割合を確認してください。
30代・40代でも入れますか
求人ごとに求める経験年数が設定されています。年齢そのものより、その等級に見合う経験があるかで判断されます。
事業会社からの転職は不利ですか
事業会社での実務経験を評価する求人もあります。何をどこまで自分が担当したかを具体的に示せるかが分かれ目です。
複数のファームを同時に受けてよいですか
一般的に問題ありません。ただし選考の進み方が違うため、タイミングの調整はエージェントと相談してください。
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一次情報の確認先
本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。