正解を当てにいくと、落ちる
ケース面接で見られているのは結論の正しさではなく、考えを進める過程です。前提を置く、分解する、確かめる、修正する。この一連が観察されています。
何が見られているか
評価されている項目と、その表れ方
| 見られている点 | 面接での表れ方 | できていないと |
|---|---|---|
| 前提を置けるか | 曖昧な問いに対して範囲を切る | どこから話すか決められず止まる |
| 構造化できるか | 重複と漏れのない切り口で分解する | 思いついた順に列挙してしまう |
| 数字で確かめるか | 概算で規模感を出す | 定性的な話だけで終わる |
| 軌道修正できるか | 指摘を受けて筋を変えられる | 最初の枠に固執する |
| 伝わるように話せるか | 結論から述べ、根拠を続ける | 話が長く、要点が伝わらない |
1つでも欠けると評価が下がりますが、最も重く見られるのは「途中で修正できるか」です。
面接官が途中で口を挟むのは、多くの場合意地悪ではなく、修正できるかを見ているためです。反論と受け取らず、材料が増えたと考えてください。
選考の形式を確認する
ケースの有無や形式はファームによって違います。面談で事前に確認できます。
- 掲載内容は各社公式サイトの公表値です
- 面談は無料・オンライン対応
- 求人は時期により変動します
準備の順序
この順番でやる
- ① 数字の感覚をつける日本の人口、世帯数、労働人口、主要産業の規模。概算の土台になる数字を、覚えるのではなく使えるようにする。
- ② 分解の型を持つ売上=客数×単価、利益=売上−費用、市場=人口×利用率×頻度×単価。型は少数でよい。
- ③ 声に出して解く頭の中だけで解くと、話す訓練にならない。必ず口に出す。
- ④ 人に聞いてもらう詰まる場所は自分では気づけない。第三者の指摘が最も効く。
市販の問題集を何冊もこなすより、同じ問題を、違う切り口で3回解くほうが力になります。切り口を変える練習が、当日の軌道修正につながります。
当日の進め方
面接での型
- ① 問いを確認する「〜を〜するために、〜を検討する、という理解でよいですか」と言い直す。ここでずれを潰す。
- ② 前提を置く対象、期間、範囲。置いた前提は口に出して共有する。
- ③ 分解する紙に書き、面接官に見せながら進める。頭の中で完成させない。
- ④ 当たりをつける全部を深掘りせず、効きそうな箇所を選ぶ理由を述べる。
- ⑤ 概算する桁が合っていればよい。計算過程を声に出す。
- ⑥ 結論と次の一手を言う「したがって〜。次に確認すべきは〜」で締める。
面接対策の支援を確認する
エージェントによっては選考対策の面談を用意しています。内容を確認してください。
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落ちる典型
よくある失敗
フレームワークを当てはめて終わる
型は分解の道具であって、答えではありません。当てはめただけでは、そこから何も出てきません。
前提を置かずに進める
問いが曖昧なまま話し始めると、途中で必ず破綻します。範囲を切ってから進めてください。
計算に没頭して黙る
過程が見えないと評価できません。声に出しながら計算してください。
指摘を受け入れない
軌道修正できるかが最も重く見られます。固執は致命的です。
結論を言わずに終わる
時間が来ても、その時点での結論と次の一手は必ず述べてください。
練習のしかた
1人で練習する場合は、解いた過程を書き出して、翌日に自分で読み返す方法が有効です。翌日の自分は他人に近く、飛躍している箇所が見えます。
練習で確認する
- 前提を口に出して置けたか
- 分解に重複と漏れがないか
- 深掘りする箇所を選んだ理由を述べたか
- 概算の桁が合っているか
- 結論と次の一手を言えたか
よくある疑問
ケース面接の対策本は何冊もやるべきですか
計算が苦手です
未経験でもケース面接は通りますか
フェルミ推定とケース面接は違うものですか
転職エージェント比較ガイドの記事一覧
一次情報の確認先
本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。