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正解を当てにいくと、落ちる

ケース面接で見られているのは結論の正しさではなく、考えを進める過程です。前提を置く、分解する、確かめる、修正する。この一連が観察されています。

このページの内容
  1. 何が見られているか
  2. 準備の順序
  3. 当日の進め方
  4. 落ちる典型
  5. 練習のしかた

何が見られているか

評価されている項目と、その表れ方

見られている点面接での表れ方できていないと
前提を置けるか曖昧な問いに対して範囲を切るどこから話すか決められず止まる
構造化できるか重複と漏れのない切り口で分解する思いついた順に列挙してしまう
数字で確かめるか概算で規模感を出す定性的な話だけで終わる
軌道修正できるか指摘を受けて筋を変えられる最初の枠に固執する
伝わるように話せるか結論から述べ、根拠を続ける話が長く、要点が伝わらない

1つでも欠けると評価が下がりますが、最も重く見られるのは「途中で修正できるか」です。

面接官が途中で口を挟むのは、多くの場合意地悪ではなく、修正できるかを見ているためです。反論と受け取らず、材料が増えたと考えてください。

選考の形式を確認する

ケースの有無や形式はファームによって違います。面談で事前に確認できます。

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準備の順序

この順番でやる

  1. ① 数字の感覚をつける日本の人口、世帯数、労働人口、主要産業の規模。概算の土台になる数字を、覚えるのではなく使えるようにする。
  2. ② 分解の型を持つ売上=客数×単価、利益=売上−費用、市場=人口×利用率×頻度×単価。型は少数でよい。
  3. ③ 声に出して解く頭の中だけで解くと、話す訓練にならない。必ず口に出す。
  4. ④ 人に聞いてもらう詰まる場所は自分では気づけない。第三者の指摘が最も効く。

市販の問題集を何冊もこなすより、同じ問題を、違う切り口で3回解くほうが力になります。切り口を変える練習が、当日の軌道修正につながります。

当日の進め方

面接での型

  1. ① 問いを確認する「〜を〜するために、〜を検討する、という理解でよいですか」と言い直す。ここでずれを潰す。
  2. ② 前提を置く対象、期間、範囲。置いた前提は口に出して共有する。
  3. ③ 分解する紙に書き、面接官に見せながら進める。頭の中で完成させない。
  4. ④ 当たりをつける全部を深掘りせず、効きそうな箇所を選ぶ理由を述べる。
  5. ⑤ 概算する桁が合っていればよい。計算過程を声に出す。
  6. ⑥ 結論と次の一手を言う「したがって〜。次に確認すべきは〜」で締める。
詰まったら黙らないでください。「いま、〜を考えています」と口に出すだけで、面接官は思考を追えます。沈黙が最も情報量が少ない状態です。

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落ちる典型

よくある失敗

フレームワークを当てはめて終わる

型は分解の道具であって、答えではありません。当てはめただけでは、そこから何も出てきません。

前提を置かずに進める

問いが曖昧なまま話し始めると、途中で必ず破綻します。範囲を切ってから進めてください。

計算に没頭して黙る

過程が見えないと評価できません。声に出しながら計算してください。

指摘を受け入れない

軌道修正できるかが最も重く見られます。固執は致命的です。

結論を言わずに終わる

時間が来ても、その時点での結論と次の一手は必ず述べてください。

練習のしかた

1人で練習する場合は、解いた過程を書き出して、翌日に自分で読み返す方法が有効です。翌日の自分は他人に近く、飛躍している箇所が見えます。

練習で確認する

よくある疑問

ケース面接の対策本は何冊もやるべきですか

冊数より回数です。同じ問題を切り口を変えて解き直すほうが、当日の軌道修正力につながります。

計算が苦手です

求められているのは正確な計算ではなく、桁の感覚です。概算で構いませんが、過程を声に出してください。

未経験でもケース面接は通りますか

業界知識より、考えの進め方が見られています。知識不足は前提を置くことで補えます。

フェルミ推定とケース面接は違うものですか

フェルミ推定は規模を概算する問いで、ケース面接の一部として出ることがあります。ケースはそこから打ち手まで進むことが多い、という違いです。

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