差し引きの計算
比べるのは「額面」ではなく「1年で手元に残る額」です。3ステップで出せます。
3ステップ
現職と転職先を、同じ形で並べる
①手取り年収を出す。額面ではなく、社会保険と税を引いた後。賞与の有無・回数も揃える。
②固定費の年額を出す。住居・車・通信・保険・教育。年額に直すのがポイント。
③①−②で比べる。この差が、実際の生活で感じる差になります。
この形にすると、額面で100万円下がっても手元は増えるケースと、額面が同じでも手元が減るケースの両方が見えます。
車の扱い
地方転職で最も見落とされるのが車です。「今は持っていない」なら、新たに発生する費用になります。
・取得費(購入 or リースの月額)
・税・保険・車検
・燃料(通勤距離 × 日数)
・駐車場(持ち家なら不要、賃貸なら発生)
・2台目が必要かどうか
購入とリースで初期費用と月額の配分が変わります。手元資金を残したいなら月額型が向きます。
住居費の見積もり
・賃貸:家賃だけでなく初期費用(敷金礼金・仲介手数料・前家賃)を年額に含める
・実家に戻る:家賃は下がるが、光熱費や修繕の負担が発生することがある
・持ち家を買う:ローン・固定資産税・修繕積立。転職直後の住宅ローンは審査が通りにくい点に注意
とくに最後は重要です。勤続年数が短いと審査に影響します。買うなら転職前か、転職後1年以上経ってからが一般的です。
落とし穴
・賞与の比率。年収に占める賞与が大きい会社から小さい会社へ移ると、月々は増えても年収は下がる(逆もある)
・退職金制度の有無。中小企業では制度がないことがあります → 退職金の扱い
・昇給の幅。初年度が同じでも、5年後の差が大きい
・転居費用の負担。会社が出すか、自己負担か。内定前に確認する
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